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VOICE magabon interview

No.116 夏帆(女優)

10代最後に特別なことをやりたいなって思っているんですけど…
今は早く20歳になりたいです!

瀬戸内海に面した香川県丸亀市に、日本一有名な見習い警察犬・きな子がいる。警察犬試験に6回挑戦しながら、いずれも不合格。しかし、何度失敗してもめげずに頑張る姿が次第に共感を呼び、今や県内のみならず、日本中の人気者となっている。この実話から生まれた映画「きな子~見習い警察犬の物語~」が公開。
物語の主人公は、警察犬訓練士を目指す18歳の望月杏子。入所した訓練所でラブラドール・リトリーバーのきな子と出会い、見習いコンビとして警察犬を目指す奮闘の日々が始まる。しかし杏子は、一向に訓練に身が入らず、警察犬試験に何度も失敗を続けるきな子に、そしてきな子を育てられない自分自身にも失望してしまう…。挫折を繰り返しながら夢を目指す1人と1匹の強い絆に、心温まる物語だ。
時に笑い、時に泣き、初々しく杏子を演じるのは、「天然コケッコー」などで演技力を高く評価され、これからの日本映画界を背負って立つ存在となるであろう若手女優の夏帆。彼女に単独インタビューを敢行し、香川県オールロケで行われた撮影の裏話などを直撃!

夏帆

――本作の撮影前から、きな子のことは知っていましたか?
「いえ、知りませんでした。でも、すごく有名な犬なんですよね。今回、台本をいただく前に、映像できな子のずっこけシーンを見させていただいて、その印象が強く頭に残っていて、すごく愛嬌のある犬だなって思っていたんです。そんなきな子を題材にした映画に出させていただくということで、『これは頑張らなければ』と思いました」

――映画で共演したきな子との撮影の裏話は?
「実は、犬と一緒に共演するのが今回初めてだったんです。だから、きな子と仲良くなるために、撮影中はずっと一緒にいるように心がけていました。一番思い出に残っていることは、やっぱりなついてくれたことですね。私が行くと飛びついてきてくれて、すごく嬉しかったです。でも、私はすごく仲良くなれたと思っていたのに、撮影から半年くらい経ってからきな子と再会したら、完全に私のことを忘れていたみたいで(笑)。そういえば、本物のきな子とも会ったんですけど、私がイメージしていた優しそうなきな子のままで、すごく皆さんに愛されているのが伝わってきました」

――役作りはどのようにしましたか?
「警察犬訓練士という仕事を詳しく知らなかったので、撮影に入る前に、見習い訓練士の一日が書かれた資料をしっかり読みました。それから、実際に丸亀の訓練所に行って、『こういう風に仕事してるんだよ』と体験もさせていただいたんです。撮影中は私自身も常にジャージで、休憩中にきな子と散歩に行って命令してみたり、本当に自分が訓練士になったような気分でいました」

――杏子に共感できるところは?
「杏子はとにかく突っ走るタイプ。小さい頃から思い描いていた夢を叶えようとする姿は、『あぁ、すごく素敵だな』と思いました。一回挫折してしまって、自信喪失した時の気持ちもすごく分かります。でも、その後に『また訓練士として頑張ろう』と思えるひたむきなところも杏子のいいところですね」

――監督から具体的な指導はありましたか?
「とにかく犬に慣れること。今まで犬を飼ったことがなくて、長時間犬と接するという機会がなかったので。ポケットには常にオヤツを入れて、本番前でもずっときな子の気を引くようにしていました。これまでどちらかと言うと猫派で、ずっと猫を飼いたかったんですが、この映画の撮影を通して、『犬ってこんなに可愛いんだな』と改めて思いました」



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