現在位置は
です

本文です

VOICE magabon interview

No.130 美波(女優・モデル)

美波

――実力ある3人のキャストとの共演からも刺激を受けたと思いますが、4人集まってゲームをするシーンは面白くもあり恐怖でもあり、とても印象深いシーンでした。
「ほんと、あのシーンは凄いですよね。ただ、撮影が終わって試写を観た後、監督に『実は不安だったんです…』と話したことがあって。(4人のキャラクターの)方向性がここまでバラバラでいいのかな? と思いながら奈々瀬として身を委ねたんですが、監督が言っていたのは、どんな状況であっても1つのレンズを通して撮っている、だからまとまるんだと。なるほどなって思いました。そして、その話をしたときに監督に信頼してもらえていたんだと思えて、なんだか嬉しくなったんです。批判を持って(自分を)見てもらうのと、愛情を持って見てもらうのとでは全然違いますから。そういう意味では、現場は常に愛情に満ちていて、とても居心地のいい場でした。もちろん、濃厚な撮影でしたけど(笑)」

――監督との話し合いのなかで、ここだけはブレさせないという、奈々瀬の核となる部分があったと思うんです。それを具体的に言うと?
「まずは監督が持っている奈々瀬像と私が持っている奈々瀬像を最大限一緒にしなくてはならなくて。うまく言葉にできないんですけど、監督と私が思い描いていることが違うのはとても危険でした。監督のキーワードのひとつに“ムカつく女”というのがあったので、お笑い芸人さんのネタを参考にしたりしながら、このムカつく要素は奈々瀬にあってもいいけどここまでじゃないな、とか。あそこにたどり着くまでの彼女の行動原理を、違和感なく無理がないところに持って行くことが必要でした」

――説明するのが難しい役どころ、実際に演じるときはどうでしたか?
「一旦キャラクターをつかんでしまえば演じることはそれほど難しいわけではないんですが、悩んだり、考えたりするのは、本番前に家でやることだと思っていて。現場に入ったらやっちゃいけないことだと思っているんです。現場に入ってからの難しさはあってはダメだと思うんです。あとは舞台でも映画でも言えることですが、脚本が面白ければ…ってよく先輩の方々がおっしゃっているけれど、この作品に出たことで、ほんとにその通りだなと」

――役者として得るもが多い現場だったようですが、美波さんは役者以外にも、ファッション雑誌でモデルと編集者を兼務したり、写真を撮ったり、イラストを描いたり…多才ですよね。もしも雑誌の編集長になれるとしたら、やっぱりそういった趣味を活かしたいですか?
「そうですね…アート、グルメ、ワインの勉強ができる雑誌を作りたい! ワイン本だったら“今週のワイン”を紹介するとして、そのワインを説明するには絶対試飲しなくちゃ書けないですよね? だから、カリフォルニア産のワインだったら現地にロケにも行っちゃう! 映画『サイドウェイ』みたいな感じで撮影もしたいですね」

――ワインがお好きなんですね。
「好きですね。赤が好きなんですけど、夏場は冷えた白も美味しくて。この前、ロスに行ったときに飲んだカリフォルニアのワインは安くて美味しかったですよ。ワインに合った煮込み料理とかも作ったりします」

Styling : Yuriko E/Hair & Make-up : HAMA

乱暴と待機
(C)2010「乱暴と待機」製作委員会

乱暴と待機
2010年10月9日(土)より
テアトル新宿他全国ロードショー



VOICE バックナンバー

現在位置は
です