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VOICE magabon interview

No.231 板尾創路(俳優・タレント)&石原さとみ(女優)

夫婦でも親子でも友達でも「どういうつもり?」って聞かれても
僕はノーコメントが多いですから(板尾)
今、この瞬間も板尾さんが何を考えているかわからないので(笑)
撮影中はもっと「頭の中はどうなっているんだろう?」って思っていました(石原)

板尾創路の監督第二作「月光ノ仮面」がいよいよ公開!
戦後間もない昭和22年。戦死したはずの人気落語家・森乃家うさぎが顔に包帯を巻き、記憶を失った状態で帰郷する。森乃家は記憶が戻らないまま、得意だった落語「粗忽長屋」をぶつぶつとつぶやくことしかできない日々。それを見ていた師匠・森乃家天楽はうさぎを高座へ上げる――。
板尾は、一作目「板尾創路の脱獄王」に続いて脚本(増本庄一郎との共同名義)と主演を兼ねた一人三役をこなし、独特のシュールでダークな世界観を作り上げている。
共演に浅野忠信石原さとみといった人気俳優が名を連ねていることも大きな話題になっている本作。そこで今回、監督の板尾創路とヒロインを務めあげた石原さとみに単独取材を敢行。“板尾ワールド”全開となったインタビューをどうぞ!

板尾創路&石原さとみ

――公開を目前に控えての心境は?
板尾創路(以下 I)「撮影が終わってちょうど一年経ったので、やっと一般の人に観ていただけるという感じです。わかりにくいと言ったらアレですけど、最近はこういう意味深な映画ってあんまりないような気がするので、皆さんはどういう風にこの映画を観てくれるんだろうというところに興味があります」
石原さとみ(以下 S)「一年前に撮っていて、もう同じ季節が来たっていうのがびっくりです」
I「早いよね、一年」
S「あとやっぱりどういう感想を持たれるのかが一番気になりますね」
I「そうやね。やっぱり作った側としてはそこ!」
S「観た人の経験とか、抱いた感情とか、悩みとか、観た時によって捉え方が変わりそうな気がして。このシーンどういうことなんだろうっていう発想が本当に人それぞれになると思います。早く感想聞きたいですね」

――板尾さん初監督作品「板尾創路の脱獄王」はシンプルなストーリーでしたが、二作目となる今回は入り組んだものになったと思います。脚本はクライマックスシーンから考えていったと伺いました。
I「そうです。それが思いついて、そこに行くまではどういう話がいいやろって感じでできていきました。そうですね…なんでしょう、好きなように話を作っているから、自分の中ではそんなに難しい話じゃないんですけどね。難しくしようとも思っていない。でも色んなジャンルを撮りたいというのがある。変なものばっかり撮りたいというのもないですね。その時撮りたいものをやって、できたらこうなっていたということですかね」

――キャスティングは頭の中で固まっている一方で、脚本はかなり自由度が高いように思えます。
I「自分のアイデアとか人からいただいたアイデアとか、色んなものを積み上げて足していくんですけど、最終的にどんどん引いていくんです。そうしたら本当に言いたいことが出てくるんですよね。そういう作り方が得意なんで。最初はもっと台詞もあったり、流れももうちょっとあったんですけど、『これいらんな』って思って脚本から引いていったりするし、撮りながらも、編集しながらもそれをしました。そうするとスッキリしたものが出来上がるんですよ」

――石原さんは脚本を読まれてどういう印象を持ちましたか?
S「『脱獄王』を観たあと今回の脚本を読みました。漠然とですけど、“板尾ワールド”と呼ばれるものを感じながら、板尾さんの頭の中を覗いているような気がして。これが映像化されたらどうなるんだろうっていう興味がすごく湧きました」

――撮影では板尾監督ならではのユニークな演出はありましたか?
S「たった今、隣でお茶を飲まれていますが、正直、この瞬間も何を考えているかわからないので(笑)。単純なのかそうじゃないのか、他のことを考えているのか。今ですら不思議なんですけど、撮影中はもっと『頭の中はどうなっているんだろう?』って思っていました」
I「そうですね、考えている時もありますね(笑)」



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