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VOICE magabon interview

No.236 谷原章介(俳優)

障害があるほど燃え上がる
“血の宿命”って、時に憧れたりします

仲間由紀恵主演のNHK BS時代劇を3Dで映画した「劇場版テンペスト3D」が公開。本作で、薩摩藩の青年士族・浅倉雅博役を好演した谷原章介に単独インタビュー!
原作は池上永一の歴史小説。舞台は19世紀の琉球王国で、主人公は孫寧温(そん・ねいおん)という一人の男として生きる運命を背負った真鶴(仲間)。彼女は琉球を守るために、女としての人生を捨て、波乱万丈の人生を送っていく。浅倉は、少女時代の真鶴と出会い、役人となって現れた寧温に好感を持っていく。
陰謀が渦巻くドラマティックな琉球王朝ロマンに心躍る本作。仲間、谷原の他、塚本高史、高岡早紀、GACKT、奥田瑛二ら個性豊かな俳優陣の競演は見応えがあり、何よりもダイナミックな3D映像が、物語をよりドラマティックに彩っていく。
谷原には、沖縄での撮影裏話や、仲間と競演したエピソードについて語ってもらった。

谷原章介

――映画化されて改めて気づいた魅力は?
「琉球の動乱の歴史と幕末の日本を、今まで僕達が見たことのない視点で描いている。僕らは演じた人間なので分かりきったことなんですが、こういった幕末の時代劇って新しいなと思っています」

――浅倉役にはどのようにアプローチしていきましたか?
「浅倉は二面性を持っています。基本は日本の武士で、占領している琉球王府に薩摩藩士として行っている。でも、彼自身は琉球や寧温のことを深く愛しているという葛藤が常に自分の中にある。時に、愛する琉球や寧温に対して公務を執行しなければいけない立場にあるし、彼女たちのために行動したいんだけど、公の立場からするとそれは藩を裏切ることになってしまう。常に煩悶し続けているような役でした。それが100年くらい前の話ですから、今の感覚よりはもっと律するものがなければ見応えがないと思いました。だから、苦悩した部分をどの程度出そうか、もしくは飲み込もうかと、演じながらの葛藤もありました」

――仲間さんと共演された印象を聞かせてください。
「いつも撮影する組のため、スタッフさんや僕たち役者のことを第一に想って行動してくれました。常に自分を抑えているというか、我慢しているんじゃなくて、自分を律してる感じです。やっぱり座長ですからね。現場を盛り上げてもくださいますし、支えてもくれました。役の上でも、塚本くん演じた喜舎場朝薫や僕が演じた浅倉にとって、寧温という存在はいつも拠り所でしたから。全部受け止めてくれる方だし、おちゃめで可愛らしいところもあるんです」

――例えば、どんな点がおちゃめでしたか?
「仲間さんは沖縄出身の方で、僕は沖縄でご一緒するのが初めてだったのですが、急に沖縄弁をしゃべり出したりして。ああ、やっぱり地元だと開放されるんだなっていう印象を受けました。あと、音声のスタッフさんをからかって遊んだりしていました(笑)」



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