

芸能界引退も考えていましたが…カンナからはたくさん学びました!
累計発行部数2500万部を超える、浦沢直樹原作の国民的コミック「20世紀少年」。待望の映画化第2弾「20世紀少年<第2章> 最後の希望」がついに公開。主人公ケンヂの姪であり、劇中で“最後の希望”と称されるカンナを演じるのは、約3000人の応募者の中からオーディションで選ばれた平愛梨。超大作のヒロインを射止め、並々ならぬ決意で挑んだという熱い想いを語ってもらった。

――カンナ役を射止めた時のお気持ちは?
「信じられなかったです。最終オーディションを受けた後になかなかご連絡もいただけませんでしたし、もう落ちているんだと思っていたんですけど、合格の通知がきてすごく嬉しかったです。東京に出てきて8年。毎日レッスンをしながらたくさんオーディションを受けていましたが、1年に1回、映画やドラマに出る程度の生活で、このままでいいのかな、資格でも取って次の人生を考えた方がいいのかな、なんて思ったりもしていたんです。そんな時にオーディションのお話をいただいたので、もしもこれで選ばれなかったら芸能界を引退しようと決めていました。役が決まった時は私ももちろん感激しましたが、母が一番喜んでくれました」
――オーディション前から原作を読んで、カンナのイメージを作っていたそうですね
「原作を読めば読む程に浦沢先生の世界観に引き込まれて、どうしてもカンナ役をやりたいと思っていました。オーディションの前日に、それまでロングに伸ばしていた髪も切ったんですよ。役をいただいてからは、共演者とスタッフの皆さんの足を引っ張らないように、普段の私生活も変えようと思いました。原作のカンナの部屋を意識してベッドシーツをドクロ柄にしてみたり、服装も短パンとかボーイッシュな雰囲気のものにしてみようとか。ギターにも自然と目がいくようになりましたね」
――ケンヂ役の唐沢寿明さん、ユキジ役の常盤貴子さんなど、豪華キャストに囲まれた撮影現場の雰囲気は?
「正直、あまり覚えていません(笑)。演技のことでいっぱいいっぱいでしたし、仁谷神父役の六平直政さんが現場を盛り上げてくださっても、私一人がうわの空というような感じで…。そんな時に、常盤さんが力になってくれたんです。ご飯が喉を通らなかった時も、『何で食べへんの? 大丈夫! あんたはカンナやで!』って元気づけてくれて、撮影現場では本当にユキジおばちゃんのように頼ってしまいました。唐沢さんは、役柄ではカンナのおじちゃんですが、私にとってもおじちゃんのような存在の方です(笑)。ご飯に連れて行ってくださった時も、『俺だって何年もオーディション受けてもダメだった。いい加減に俺を見てくれと思っていた時期もあったけど、お前もそうだったんなら今しっかり気持ちをぶつけたほうがいいぞ。最終章でも俺が引っぱって行ってやるから心配するな』って親身におっしゃっていただきました」