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VOICE magabon interview

No.253 片桐仁/ラーメンズ(コメディアン、俳優、彫刻家)

舞台は演者も楽しんで、お客さんにも楽しんでもらえる場所
なんて素敵な仕事なんでしょうね(笑)

霊を交えた男女が織り成すファンタジックコメディー「スピリチュアルな1日」。2011年春、東日本大震災の影響で一部公演が中止となり、3日間だけの上演となってしまった本作。お客さんからの熱望、キャスト・スタッフの想いで、待望の再演が決定した。
心霊特集でオンエア予定のドキュメンタリー映像にトラブルが発生。テレビディレクターの三井は、今話題の霊能カウンセラーを自宅に招き、急遽撮り直しを決行。だが、近隣住民や本物の幽霊まで現れて、撮影は難航。さらに同じ頃、もう訪れるはずのない女性がやってくる…。
爆笑のドタバタ劇でありながら、人を思う優しさと切なさに溢れたハートフルな物語。笑って泣いて、明日への力をもらえるはず。主演の石田明(NON STYLE)、須藤理彩など続投メンバーと共に、片桐仁ら新キャスト3名が参加し、新風を吹き込む。そこで、片桐に単独インタビューを敢行! お笑いコンビ・ラーメンズとして、そして役者としても大活躍。独特の個性とセンスで人気の彼に、舞台の見どころから、役者業への思い、自身のスピリチュアル体験までをたっぷりと語ってもらった。

片桐仁/ラーメンズ

――昨年の舞台をご覧になったそうですが、感想を教えてください。
「ライトな雰囲気の中にほっこりできる内容で。霊が見える人、見えない人とのすれ違いをどうやって見せるかが面白かったですね。登場人物8人中、3人が霊のような存在ですから(笑)。でも脚本はあっという間に読める内容で、人物が入り乱れてきても、『この人誰だっけ』ってならない。とても分かりやすい舞台なので、演劇初心者の人でも演劇アレルギーが出るようなことはないと思います。演劇って、それがすごく大事で。どうしてもナルシストに陥ったり、マニアックな方向にいったりしがちなんですが、この作品にはそういうところがない。毎回、新鮮さを持って挑みたいですね」

――主演の石田さんを観客として観た印象は?
「石田君は主演なのに、きちんと引いた位置で演じていたので、芸人なのに偉いな、真面目だなと思いました。芸人って悪い癖が出てしまって、強引に持っていこうとしたりする。でもNON STYLEファンやお笑いファンの方が見ても、石田君の新しい一面が見れると思う。石田君は、実際に芸人さんを使って演出とかもやっているので、全体が見えている人なんだなと思いました」

――石田さんとは初共演ですが、顔合わせの時にどんな話をしましたか?
「以前、花園神社(新宿)のお祭りのときに、偶然見かけたことがあって。石田君は真っ白の衣装でたこ焼きを食べてたんです。タレがこぼれたら大変だろうなって思って(笑)。そのときは見かけただけだったので、ちゃんと話すのは今回が初めてで。初顔合わせのときは、思わず普通のおっちゃんみたいに『白の衣装じゃないんだね』って言っちゃいました(笑)」

――片桐さんは、インチキ霊能カウンセラーとしてメンバーを引っ掻き回す役どころです。
「最近ね、映像では胡散臭い役柄が多かったんですが、意外と舞台ではストレートな役が多くて。久しぶりに胡散臭い役をやります(笑)。彼は基本的に嘘ばっかり言っています。霊能者として威厳を保とうとすればするほど、ダメになっていく人(笑)。胡散臭いっていうのはちょっと自分でも感じていて、だからこそキャラクターで武装をするんですよね。本当にすごい人って、結構普通だったりするでしょ? 僕は美大卒ですが、美大ってそういうのが本当にはっきりしていて! すげえド派手な格好をしたヤツほど、大したことがなかったりする。要は作品が大事なわけですから。お笑いでも、見た目はすごい普通なのに、めちゃくちゃ面白い人っていますよね。今回の役は胡散臭さを出していいので、色々やってみたい。どんな服を着たらいいのかとか、楽しみですね」



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