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VOICE magabon interview

No.263 佐藤健(俳優)

大好きな「るろうに剣心」の世界にいられることが、本当に幸せです

1994年から『週刊少年ジャンプ』で連載され、シリーズ累計5700万部を突破。テレビアニメも大ヒットを記録した国民的コミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の実写映画化がついに実現! 明治維新を機に、不殺(ころさず)の誓いを立てた伝説の剣客“緋村抜刀斎”が、“剣心”と名を変えて、流浪の旅を続ける姿を描く。剣心役を演じるのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、新たな岡田以蔵像をつくり上げ、絶賛された佐藤健。原作者の和月伸宏をはじめ、全スタッフが熱望しての抜擢だったという。そこで、佐藤に単独インタビューを敢行!
メガホンを取るのは、「龍馬伝」も手がけた大友啓史監督。佐藤は、信頼を寄せる監督のもと、鬼気迫る抜刀斎と、愛に満ちた剣心、二つの真逆の顔を見事に演じ分けた。また、スピード感と迫力溢れるアクションシーンは、まさに圧巻の一言だ。
インタビューでは、「『るろうに剣心』との出会いは特別な出会い」と、本作への並々ならぬ意欲を告白。大きな役に挑んだ感想、自身の転機をたっぷりと語ってもらった。

佐藤健

――まず、剣心役に抜擢された感想を教えてください。
「本当にびっくりしました! 僕は原作の漫画も読んでいたし、アニメも見ていたので、まさか自分が剣心をやるなんて思ってもみなかった。ただ、剣心役はやりたいけれど、この作品を実写化って、どうやったら成功するんだろうって最初に思いましたね。僕はすべてにおいて実写化されることが良いとは思わないので、失敗するようだったら、やらない方が良いと思った。でも、大友監督と話して、『これだったらできるかもしれない』という希望が見えたんです」

――原作の魅力をどう感じていましたか?
「最初に読んだ頃は、僕はまだ小さかったので、単純に強い、格好良い、バトルシーンが好きでしたね。技も格好良かったし。とにかく、剣心というキャラクターが好きだったんです」

――演じる上で、最も大事にした点は?
「やはり、一番はアクションです。アクションは強く見えなければいけないし、格好良くなければいけない。クランクインの2ヶ月くらい前から、稽古を始めて、時間があるときはできるだけ練習しました。最初はやっぱり、自分のアクションが全然格好良く見えないんですよね。でも、アクション・チームの指導がとても上手でめちゃくちゃありがたかったです。手取り足取り、教えてもらって、ずっと練習をしていると、だんだん格好良く見えるようになってくる。その瞬間は楽しかったですね。数あるアクション・シーンの中でも、道場でのシーンが、特に気に入っています。剣心が、いじめられている薫ちゃんを助けに現れて、刀を抜かないで闘う場面は、スピード感もあって好きですね」

――剣心は複雑な内面を抱えたキャラクターです。内面を演じる上で気をつけたことは?
「二面性が彼の特徴だと思って。“緋村抜刀斎”と“剣心”という、人斬りだった頃の狂気的な面と、流浪人になった後の、おっとりとした面。その二つの顔をはっきりと演じ分けるのがポイントだと思いました。剣心って、哀しいキャラクターじゃないですか。過去にたくさん人を斬ってきたことを、すごく苦しいものとして背負っている。償いたいけど、どんなことをしても償いきることはできない。でも、せめてこの逆刃刀(さかばとう)で、自分の目に映る人たちだけでも助けたいと思っている。大友監督とも、剣心が抱えているこのテーマについて、よく話しました」

――哀しい運命を背負った剣心。一番の魅力は何だと思いましたか?
「剣心は、自分に対しては、何をされても怒らないけれど、人のためにだったら怒る。人のために生きているところが魅力だと思います。時代などは関係なく、剣心の“人のため”という心は、誰しもが“こうありたい”と思える部分だし、いつの時代でも、剣心がお手本であってほしいと思う。映画でも、そう映っていたら嬉しいですね」



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