現在位置は
です

本文です

VOICE magabon interview

No.264 藤原竜也(俳優)&水原希子(女優・モデル)

豊田さんとひとつの作品を残せたという事実が一番大きかった(藤原)
監督との出会いは運命。緊張したけど、いい現場でした(水原)

藤原竜也が、以前から出演を熱望していた「ナイン・ソウルズ」(03)の豊田利晃監督との初タッグ作「I’M FLASH!」。豊田監督から、とことんしごかれたという藤原は、完成披露試写会で「豊田さんには憎悪と尊敬の念しか持っていない」と激白していたが、果たしてその真意とは? 豊田組の魅力について、藤原と、魅惑的なヒロインを務め、雑誌「MAQUIA」「NYLON」などでモデルとしても活躍する水原希子にインタビューを敢行した。
藤原が演じるのは、新興宗教団体の若きカリスマ教祖・吉野ルイ役。ルイは、ある日謎の美女・流美(水原)と出会い、惹かれていく。そんな二人が夜のドライブで事故に遭い、ルイは軽傷で済むが、流美は植物状態になってしまう。
藤原、水原の他、個性派俳優陣が豊田組に参加。ルイと対峙するボディガード役に松田龍平。仲野茂、永山絢斗、大楠道代、板尾創路、原田麻由、北村有起哉らの共演も光る。
沖縄を舞台にした、生と死を縁取るサスペンスフルな物語は、観終わった後、言い知れぬ余韻を残す。スタイリッシュで力強い物語を牽引した豊田監督の魅力について、藤原と水原がたっぷりと語ってくれた。

藤原竜也&水原希子

――まずは、完成した映画を観た感想から聞かせてください。
藤原(以下F)「豊田監督が上手いと思ったのは、沖縄の迫力ある自然を背景に入れたという点です。そのことで、作品に新たな力が加わったような感じがしました。ひとつひとつのカットのつながりや感情の流れが上手く合って、人生のように深く感じられました」
水原(以下M)「私は正直、自分のところを見るのがいっぱいいっぱいで、まだ全体を見ることができてないです。でも、車の中のシーンは、すごく印象深いシーンだと思いました。すごく難しい話ですが、いろんなことが起きて、いろんな人が変わっていくのが面白かったです」

――新興宗教のカリスマ教祖・吉野ルイ役、ヒロイン・流美役にはどのように臨みましたか?
F「役作りというか、いろいろ考えたものを持っていっても、豊田さんにそれらを削ぎ落とされる感じでした。かといって、何も考えずに入ったら、それはそれで嫌われるし(苦笑)。現場で監督と対峙し、考えていった感じで、特に作り込まずにいきました」
M「私もいろいろ自分で考えてはいったのですが、結局それがすごく邪魔になったりもしたので、自然にしている感じの方がいいのかなって思ったりしました。豊田監督からも現場で『希子ちゃんが本当にぶち切れてる感じで』とか、『希子ちゃんがもしこうなったら、こうするでしょ。だからこういう感じで』って言われて。わりと自分に近づける感じで演じていきました」

――車の中での会話劇が印象的でした。現場ではいかがでしたか?
F「希子ちゃんはすごく良かった。龍平しかり、希子ちゃんしかり、監督はふたりには優しいんですよ」
M「それ、ずっと言われてますね(笑)」
F「豊田さんは『用意スタート! 希子ちゃんは良かった。次、竜也、スタート!』で、一向にOKが出ない。暑いのに、何度も何度もやり直し(苦笑)。何でこんなにOKが出ないんだろうって思いました。豊田さんは基本的に、僕以外の俳優さんを愛してました(笑)」
M「いやいや、そんなことはないですよ(笑)」
F「車のところのシーンでもう1周するって言われた時、豊田さんに『何が違うんですか?』って聞いたら、『全部が違う。もう1回』って言われたんです。僕はそのまま『タバコ、吸ってきます』って言って、向こうで金網思い切り蹴飛ばしたりしてました」
M「そうなんですか? 知らなかったです。でも、確かにすごくイライラしていたように感じました(笑)」



VOICE バックナンバー

現在位置は
です