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VOICE magabon interview

No.266 マット・ボマー(俳優)

恐怖に直面して、乗り越える。それが俳優という仕事の醍醐味なんだ

視聴率が取れなければ、瞬く間に打ち切り決定になってしまう米ドラマ界で大躍進を遂げている「ホワイトカラー」をご存知? ニューヨークを舞台に元犯罪者とFBI捜査官がタッグを組んで、知的犯罪事件を解決していく人気シリーズで、全米では2009年からスタート。シーズン1、2、3と回を追うごとに人気はアップし、すでにシーズン4まで突入している。
このドラマをきっかけに大ブレイクしたのが、マット・ボマーだ。ブルーアイズに端整な顔立ちという正統派二枚目の彼が演じるのは、主人公の元犯罪者のニール・キャフリー。頭脳明晰にして、とびきりの笑顔とトークを武器にどんな人の心でもつかんできた伝説の天才詐欺師で、債券詐欺や美術品の偽造などの知的犯罪を繰り返してきた。そんな彼が、自分を追い詰め、唯一逮捕できたFBI捜査官ピーターの下で、犯罪コンサルタントとして捜査に協力していく。数ある犯罪捜査ドラマの中でも異色だが、インテリでおしゃれにこだわる元犯罪者ニールと敏腕だけど堅物な捜査官ピーターが魅せるバディものとしての面白さもピカイチ。
日本でも昨年、シーズン1、2のDVDがリリースされ、そして8月24日には待望のシーズン3がリリース。雑誌「DVD&ブルーレイ VISION」でも注目され、イケメンぶりにもますます磨きがかかってきたマットを、NYでインタビュー。ドラマさながら、とびきりの笑顔で番組の魅力を語ってくれた。

マット・ボマー

――「トゥルー・コーリング」や「CHUCK/チャック」でキャリアを積んできましたが、現在の成功をどう感じていますか?
「視聴者がどんな反応を示すかなんて分からないから、出来る限り、自分に出来ることをしてきたまでだよ。自分が演じるキャラクターに忠実にあり続けて、それを成長させて視聴者の興味を惹けるように新鮮で楽しくあり続けること。つまり可能な限り最高の仕事をしたら、こうなったんだ」

――ニールは元犯罪者なのに憎めないキャラクターで、とてもチャーミングでセクシーですが、どのように役作りをしていますか?
「そもそも、このキャラクターには、映画『泥棒成金』(55年)のケイリー・グラントや『スティング』(73年)のポール・ニューマンらがベースになっている。そして、ケイリーたちが演じたように、いつも自分に自信があって、ウィットに富んだジョークも言えるし、目の前に危険が迫っていてもクールに振る舞えるような男が、ニールの役作りのインスピレーションになっている。セクシー? それは僕には分からないよ(笑)。とにかく楽しんで演じたいと思ってるだけだよ」

――元詐欺師からアドバイスを受けていると聞きました。
「そう。シーズン2から、元詐欺師の人にスリの仕方から鍵の開け方やトランプのカードを使った早業などを教えてもらったり、詐欺師特有の言葉もアドバイスしてもらったり。ドラマの中で何かトリックが使われる時も必ず彼にチェックしてもらって、可能な限り、本物に近づけているんだ」

――番組もシーズン4まで続いていますが、これだけニールを演じてくると、私生活が影響されませんか?
「そうだね、1年のうち5か月半、1日12~15時間も撮影していれば、無意識のうちにニールになっている時はあると思うよ。ニールは自分が手に入れたいものを手にするための駆け引きを人一倍持っている。というか、ニールは欲しいものを手にするなら、笑顔にお世辞に、リスペクトする方法など何でも使っていいと思っているキャラクタ―だから、影響されることも楽しんでるよ」



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