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VOICE magabon interview

No.75 ジェームズ・キャメロン(映画監督、脚本家、映画プロデューサー)

とてもラフなものだけれど、「アバター」の次回作の構想はパート3まであるんだ!

それまでの既成概念を覆すSFアクション「ターミネーター」を世に送り出し、「タイタニック」では全世界で18億3500万ドルという映画史上最高の興行収入を記録、その名を大きく歴史に刻み込んだジェームズ・キャメロン監督。彼が構想14年、製作4年という歳月をかけて新たに描くのは、未来の人類が未知の星“パンドラ”で繰り広げるアドベンチャー・ラブ・ストーリー「アバター」だ。 2009年を締めくくる超大作として話題を集めている本作は、キャメロンの最新作であることはもちろん、3D映画の本命とも言われている。熱帯雨林を思わせる大自然が広がるパンドラには見たこともない多彩な植物や動物たちが生息──その美しさは圧倒的。そして、映画作りにおいては優れたストーリーであるかどうかを重視する彼が今回語るのは、人類とパンドラの先住民・ナヴィがたどる2つの文明。エモーショナルなドラマももちろん見どころである。 そんな全世界が待ち望んでいる新作とあって、「DVDビジョン」「ススめる!ぴあ」などの映画雑誌でもこぞって「アバター」特集が組まれている。けれど、やはり監督に直接話を聞いてみたい!というわけで、公開直前に来日したジェームズ・キャメロンにインタビューを敢行!!

ジェームズ・キャメロン

――パンドラという星の美しさはもちろん、ナヴィのブルーの肌の色も魅力的でした。ブルーという色には何か特別な意味があるのでしょうか?
「特に意味はないんだ(笑)。ブルーという色は好きだし、美しいし、このキャラクターにぴったりの色だと思ったんだよね。でも、ひとつエピソードを挙げるとしたら…1975年頃、母が僕に“昨日、こんな夢を見たのよ”と話をしてくれたことがあったんだ。3メートルくらいの大きな女が夢に出てきたって言うんだよ。で、僕は母の話をイメージして絵を描いたことはあったね。ナヴィのキャラクターを作っているときにそれを思い出したんだ。そしてもうひとつ、“アバター”はヒンドゥー教(サンスクリット語)の“アバタール”が語源で、神様という意味がある。そのアバタールは時々人間の格好をするんだけれど、その時の仏像の色がブルーなんだよ」

――本作のストーリーを思い付いたのは「タイタニック」以前。技術が追いつくまで妥協せずに待つ姿勢に驚かされます。その情熱はどこから来ているのですか?
「常にいくつものプロジェクトを持っているけれど、映画化するかしないかはタイミングなんだよ。2000年から5~6年間は、深海のドキュメンタリー(『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ』)に費やしながら3Dカメラの開発をしていた。その時期を経て『アバター』にたどり着いたんだ。5年前には本作を撮影する技術はなかったからね」

――これまで手掛けたもので3Dにしたい作品はありますか?
「それは『タイタニック』だね。2012年に向けてすでにプランを進めているよ。2012年はタイタニックが沈んでからちょうど100年目だからね。実はもうテスト撮影をしているんだ!」



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