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Written by Erin Valeretta

FRAME cover
Vol.16 2007 Summerの表紙

2003年春にプレ創刊号が発行された「家庭画報インターナショナル・エディション(KIE)」は、「何故、日本の文化を紹介する雑誌がないのか?」という様々な人々の声に答え誕生したカルチャー&ライフスタイル・マガジン。日本の四季や伝統文化、旅、ガーデニング、住まいなど、豊かなライフスタイルを1950年代から追求している、高級誌の先駆者的存在「家庭画報」の英語版として発行されている。

これまでに巻頭で扱われてきたテーマは、「歌舞伎 ─そのデザインと美」、「内なる庭 ─和のガーデニング・美の真髄」、「趣味の集合タウン… 秋葉原」など。近年国外で注目を集める日本文化を、新旧関わらず様々なトピックを通して紹介している。また、外国人的な視点で写されるイメージの数々は、日本人の私たちの目から見ても別世界に感じるほど美しくて、ダイナミック。そこには、言葉を超えて共感し合えるものを立体的に、美しく、そして分かりやすく伝えるという家庭画報インターナショナル・エディションの使命感が伺える。

現在発売中の最新号、2007年夏号の巻頭特集は「日本染め織り紀行」。日本の各地に伝わる伝統的な染め織りに焦点を当て、その色の華やかさや、繊細な肌触りなど夏の布を中心に紹介する。また、もうひとつの注目の特集は「中村勘三郎が案内する歌舞伎座」。パリのオペラ座にも匹敵する日本の歌舞伎座の舞台裏を、歌舞伎役者の中村勘三郎が紹介、撮影を篠山紀信が担当する。「子供の頃は歌舞伎座のロビーは私の遊び場だった」と笑顔で語る場面や、敷地内にある馴染みの床屋でのショットは、日本のメディアではなかなか見ることの出来ない貴重な中村勘三郎の姿だろう。今号ではその他に「築地のカオス」、「エルメス御堂筋店の新しい魅力」、真夏の野外音楽フェスティバル「フジ・ロック・フェスティバル'07」や「琉球フェスティバル'07」なども紹介する。

年々増え続ける国内の外国人観光客、そして留学や出張などで海外へ飛び立つ日本人。外国から見た日本ではなく、日本人が内側から映し出す本当の日本の姿をビジュアル化した「家庭画報インターナショナル・エディション」は、今や急速に国際化する日本を一人でも多くの外国人に正しく理解してもらう為の、重要な役割を担っているのかもしれない。

magazine data

ジャンル:総合
出版社: 世界文化社(日本)
刊行形態:季刊
創刊:2003年
公式ウェブサイト : http://int.kateigaho.com
日本国内参考価格:\1,200

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WWM バックナンバー
No.1 Creative Review (イギリス)(2007.1.4)
No.2 Kilimanjaro Magazine (イギリス)(2007.1.18)
No.3 NYLON (アメリカ)(2007.2.1)
No.4 Numéro (フランス)(2007.2.16)
No.5 Rolling Stone (アメリカ)(2007.3.1)
No.6 Dazed & Confused (イギリス)(2007.3.15)
No.7 Archive (オーストリア)(2007.3.29)
No.8 MONOCLE (イギリス)(2007.4.12)
No.9 Interview(アメリカ)(2007.4.26)
No.10 Milk(フランス)(2007.5.10)
No.11 IdN(香港)(2007.5.24)
No.12 National Geographic(アメリカ)(2007.6.7)
No.13 FRAME(オランダ)(2007.6.21)
No.14 家庭画報インターナショナル(日本)(2007.7.5)
No.15 V Magazine(アメリカ)(2007.7.19)
No.16 Time Out(イギリス)(2007.8.2)
No.17 COLORS(イタリア)(2007.8.16)
No.18 Premiere(フランス)(2007.8.30)
No.19 Intersection(イギリス)(2007.09.13)
No.20 Super Super(イギリス)(2007.09.27)
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